災害と向き合う学びの力 – いま、つばめ学院が伝えたい価値

2024年1月9日 Vol.982
つばめ学院は埼玉県和光市にある「生徒を元気にする塾」です。
塾長の関口です。

2024年1月能登半島での地震で被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。
また、お亡くなりになられた方々のご冥福をお祈りします。

2024年はとても悲しい出来事で始まりました。
私事で恐縮ですが、私の母親が富山県の氷見市出身です。富山県氷見市は、石川県の七尾市に接する地域で、今回の地震でかなりの被害が出ているようです。
私は生まれてから毎年、夏に氷見に遊びに行っていたのですが、今回の被災により思い出のたくさんつまった母の実家は壊滅的なダメージを受けた模様です。

つばめ学院の冬期講習は昨日で終わりましたが、当然ながら講習期間中には私から生徒にこの地震の現状についての話が多くなりました。
今日のブログでは、その話の一部をご紹介したいと思います。

たくさんの大人が頑張っている姿を見てほしい

2024年1月1日に起きた大地震により、北陸地方の「当たり前」が大きく壊れました。
北陸に住む方々だけでなく、いま日本中で「北陸の当たり前」を取り戻すべく活動をしている人たちがいます。

関東の埼玉に住む生徒たちには、まずはこの人たちの姿をしっかり知ってほしいのです。
北陸のライフライン(電気、ガス、水道、道路etc)を担う大人たちは、懸命に復旧作業に取り組んでくれています。この人たちの仕事が間違いなく北陸の人たちの「命をすくう」ことになるからです。少しでも早く、少しでも広範囲に。そう考えられているはずです。
自衛隊の方々も活動を始めています。災害から人々の命を守るために、自分たちの身を危険にさらしてでも懸命に活動をしてくれています。

通信を担う各社は、地震後すぐに災害用伝言ダイヤルを設置して、被災された方たちに家族の情報を届けようとしてくれています。
Yahooは災害情報を地図上に表示し、通れない場所や、支援物資が運ばれている場所の情報を多くの人に届けようとしています。

日本中に「次の支援」を考えている人たちがいる

先日、テレビのニュースでAnkerというコンピューター関連製品を作っている会社が自社の「バッテリー」を大量に現地に送ったという話を目にしました。
1つの大型バッテリーで10台のスマホを同時に充電できるそうです。

Ankerだけでなく、いろいろな企業・個人がいま支援を考えているはずです。
学習塾の業界でも学習支援をできないか模索しています。
ドローンによる輸送を考えている人もいると思います。
食料・衣料・医療用品など、現地で必要になりそうなものがあれば、「ウチのコレが役たつんじゃないか」と考えている人たちが日本中にいるはずなんです。

もちろん、「ウチのコレ」がない人であっても、募金のような形を通じてお金で支援をする人もたくさんいます。

かっこいい大人になってほしい

いま起きている災害は本当に悲惨で悲しいものです。
それでも、その災害に私達は懸命に立ち向かっています。
どうにかして「自分の力を活かせないか」を考えています。

言葉が適切かどうかわかりません。
しかし、そういう大人の姿は「かっこいい」と思いませんか。
他人のため、社会のため、未来のために。
何かができる大人は、やっぱり「かっこいい」と私は思うんです。

生徒たちには、そういう「かっこいい大人」になってほしいのです。
この先の社会にも必ず災害や危機は起きます。
いや、危機が起きていなくても。
「君たちは何をする大人になるのか」
をこの機会にもぜひ考えてみてほしいのです。

最後まで読んで頂いてありがとうございます。

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