学校紹介:山村国際高等学校

2022年6月21日 Vol.943

つばめ学院は埼玉県和光市にある「生徒を元気にする塾」です。

塾長の関口です。

先日、また私立高校の説明会に行ってきましたので、その内容を踏まえてご紹介しようと思います。

今回のご紹介は「山村国際高等学校」です。

部活が強い

前年度はダンス部が全国一となり、その前年度は吹奏楽部が全国一だそうです。

2年連続で全国一位の部活が出たということで、校長先生が誇らしげに語ってくださいました。

こういうお話をすると、「その部」にいる子だけの話と思われるかもしれませんが、そういうわけでもないと思います。

私くらいの歳になると、「母校の活躍を卒業しても応援できる」というのはなかなか良いものだと思うのです。卒業してからも後輩の活躍を応援できるというのは、それも学校の魅力の1つだと思います。

都立小石川高校、東京理科大学、東京工業大学大学院。私の母校にはそれがない。。。

早稲田大学を卒業した方なんて、野球・ラグビー・駅伝etc…後輩の活躍を応援できる場が多くて本当に羨ましいです。

4つのコース編成

山村国際高校のお話に戻ります。

コースは4つの編成ですが、入学時は3コースです。

入学時の3コースは「特進選抜」「特進」「進学」の3つです。

年によって変動はあるようですが、特別進学1クラス、特進2クラス、進学6クラス程度の編成割合とのこと。

2-3年次で「ライフデザインコース」を選択できるそうです。

「ライフデザインコース」に関しては主に食物と保育の専攻があり、それぞれ女子栄養大学・山村短期大学と高大連携があるというお話でした。こういった独自の専攻を持っていて、さらに進学先との提携があるのは私立高校ならではですね。

早期にやりたいことが明確になっている子には魅力的ではないでしょうか。

山村国際の「英語」

学校名に「国際」を冠していることもあり、「英語」に対するこだわりが随所に見られました。

まず、全学年で週に2回のオールイングリッシュ授業があるそうです。ネイティブ講師も常駐していて、実際に説明会の時にも席まで私を誘導してくれました。

予約制の英会話レッスンを放課後に利用することが可能で、こちらは英検2次の前には特に利用が殺到するそうです。

英検の2次対策って、塾でもご要望をいただくのですが対応が難しいご要望の1つなんです。こういうケアを普通に受けられるというのはそれだけでも在校生にとってはうれしいですよね。

海外への修学旅行は2年次にファームステイという形で実施されるようですが、こちらは昨今の状況から可能な限り実施という形だそうです。(これについてはどこも同じ状況かと思います。)

英語教育の目玉の1つが、1年次に5日間集中的に英語力を強化する「Englishスキルアップセミナー」かと思います。

1-3日目:ネイティブ講師との異文化理解と日本紹介

4日目:在日留学生とのディスカッション

5日目:グループプレゼンテーションを経て、修了証の交付。

語学はやはり「使う機会」によるところが大きいので、ある意味で「利用機会を強制する」ような環境は後でその大切さに気づくのかもしれません。

選抜について

選抜についてはもちろん募集要項を良くご参照頂きたいのですが、私が気になった特徴的な点をご紹介しようと思います。

まず、通常の選抜とは別に英語重視の選抜があります。

通常:英語100点 数学100点 国語100点 計300点

英語重視:英語100点 数学75点 国語75点 英作文25点 英語面接(10分)25点 計300点

英語重視型の場合、合計点の約半分が英語関連ということになります。英語が好きな子には最適な形ですね。

また、英検の資格保有による当日試験の優遇措置もあります。

英検2級合格:90点を保証

英検準2級合格:70点を保証

英検3級合格:50点を保証

当日の試験を受ける必要はありますが、力を出しきれなかった時のセーフティーネットにはなるはずです。

最後にひとつ

今回の説明会で印象に残ったお話を書いて終わります。

山村国際の卒業生についてのお話がありました。

青山学院大学に進学して10位以上の成績で卒業をした子のお話や、東京都市大学に進学して2位の成績で卒業した子のお話をとても嬉しそうにお話されていました。

「卒業生の話」と言えばそれまでですが、その卒業生が高校の先生に報告しに来ているんですよね。それって、なんかその学校のあり方を象徴している気がします。

私だったら自分の高校にわざわざ報告に行こうと思わないです。面倒なんで。(そもそも、ご報告できる成績はとっていないですけど)

ご紹介された子達は違ったんですよね。良い成績がとれたから、高校の先生に報告したくなったんですよね、きっと。そんな事を考えながらお話を伺っていました。

最後まで読んで頂いてありがとうございます。

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