数学の応用問題を攻略する3ステップ

2022年2月8日 Vol.922

つばめ学院の関口です。
和光市内の公立中学校は学年末試験が近づいてきました。
学校の課題は「試験一週間前」に全て完了しているでしょうか。
つばめ学院では「試験一週間前」に全ての提出課題が終わるよう、全生徒に徹底的に声がけをしています。
今日のブログではその後の「試験前の一週間」で有効な数学の応用問題に関する勉強方法についてお伝えします。

数学の難問は3ステップで攻略せよ

数学の応用問題をどう攻略するかという勉強方法はあまり広く言われていないように思います。
今回のブログでは3つのステップに分けてご説明します。
ステップ1とステップ2については勉強法について書かれた本などでも目にすることがあると思いますが、ステップ3は私のオリジナルです。
日々、生徒の学習を教室で観察するなかでたどり着いた1つの結論です。是非ともご家庭での勉強にご活用ください。

まずは「解いて」「覚える」

それではステップ1から説明をします。 ステップ1は「解く」の段階です。
もちろん、まずは自力で解いてみることが大切であることは言うまでもありません。このステップ1で大切なのが「引き際」です。 勉強が苦手な子の多くは、この「引き際」が分かっていないことが多いです。 「うーん、、、」と悩んでいる様子はあるのですが、悩んだ先に何かが突破できそうな気配が全く感じられません。
「引き際」の目安として、「一歩目が思いつくか」という点が大切です。
「こうやったらどうだろう」「こんなやり方があったはず」というような候補があるのであれば、それらの候補は一通り試してみることが大切です。
もし「そもそも一歩目をどの方向に踏み出して良いか分からない」という状態であれば、悩んでいる時間がもったいないです。解答解説を読んでしっかり理解することに時間を割くほうが圧倒的に良いです。
そしてステップ2は「覚える」という段階です。 解答解説で内容を「理解する」ことは大切ですが、それが自力で再現できないと意味がありません。
解答解説にある手順を丸暗記で良いので、正確に覚えて何も見ずに自力で書けるようにします。

そして「気付く」

ここまでステップ1とステップ2をこなすことができれば、その問題については完璧です。
ただ、ある程度の力が付いた子にとって、このステップだけでは消化不良になってしまいます。
多くの子はこう感じるはずです。 「これを自分で思いつくにはどうすれば良いんだ」と。 ここまでしっかり感じることができた段階で、ステップ3が有効なのです。 最終ステップは完璧に再現できる問題を「もう一度解き直す」というものです。
この時に大切なことは「どこで何に気づけば解法につながるのか」を意識しながら解くということです。 私はこのステップ3に、私自身が問題を解いている時に気づきました。私が生徒に説明をする前提で問題を解いている時に「今まで以上に深く理解できている」事を感じることができたのです。
つまり、ステップ3では自分が先生になったくらいのつもりで、「これを説明する時のポイントはどのか」を探りながら解いてみるのです。 このステップをこなすことで、「次へのつながり」を見つけることができます。この「つながり」があれば、以前は「気づけなかった解法」に初見でも気付く力をつけることができるはずです。

今回の3ステップをうまく活用して、是非とも学年末試験での満点を狙ってください。

お子さんは応用問題を前に途方にくれていませんか?

最後まで読んで頂いてありがとうございます。

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