知っとくだけで得する話

2022年4月28日 Vol.930

つばめ学院は埼玉県和光市にある「生徒を元気にする塾」です。

塾長の関口です。

今年度の1学期は、和光市内の公立中学校(大和中、二中、三中)がバラバラの日程で試験をすることになっています。
まずは和光二中の中間試験が来週に迫っています。

今日は「まだ日程が差し迫っていない中高生」に対して私が教室でお話した内容をブログでご紹介しようと思います。

知っておくだけで良い

和光市内の中学で一番試験の日程が遅いのが大和中です。
大和中は1学期の中間試験がありません。
したがって、最初の試験は1学期の期末試験ということになります。

今日の授業で大和中生に「期末試験はいつでしょうか」という質問をしました。
ほとんどの子が答えられなかったのですが、一人だけ「校長先生の話を覚えていた」と言って正解できました。立派です。

正解は6月30日と7月1日です。
中学生に限らず、高校生にも「試験の日程をできるだけ早く正確に把握する」ようにお伝えしています。

これは、「把握してどうする」ということではなく、「把握する」だけで良いんです。
たった、それだけの事で試験の点数は変わります。

以下では、その事について説明可能な範囲でしっかりお伝えできればと思います。

何が起きるのか


試験の日程というのは、多くの子にとってあまり「知りたい情報」ではありません。
したがって、試験の2週間前になって「試験範囲表」をもらって初めて気がつく。なんて子もいるかもしれません。

試験の2週間前に日程を知ると不利になる理由を説明します。

例えば、次の大和中の期末試験で考えると、2週間前は6月16日(木)です。
その週末が6月18日-19日です。
よくあることですが、そういった大事な6月18-19日にこそ、部活の試合が入ったり、外せない家庭の用事が入ったりするものです。

「今回はせっかく早めに準備するつもりだったのに」そう言って意気込んでいても、気づけば6月18日や19日には予定が入る。
そして、試験の存在に気づくのは16日(木)。。。
そこで多くの子にとって、この悲運は「しょーがないこと」になります。

当然ながら、部活の試合が入ることや、家庭の用事が入ることは「しょーがないこと」です。
でも、試験の日程を知るのが「2周間前」というのは「しょーがないこと」ではありません。

もし1ヶ月前に日程を把握していたらどうでしょう。
試合の日程や、家庭の用事を知った時に反応できますよね。
「え?6月18日?試験近いじゃん。課題やる予定だったけどできないよ。もっと前にやらないとダメじゃん。」
そう反応できる状態を維持しておくことは、実は勉強そのものと同じくらいに重要なことなんです。

できる子はやっている

私は塾の現場で日々、いろいろな生徒を見ています。
成績が良い子もいれば、まだまだの子もいます。
そして、「成績の良い子」というのは、非常に良く「情報を把握」しています。

成績が伸び悩む子の多くが「調べれば分かること」を頭の外に置いておくのに対して、成績上位の子は「必要な情報は常に頭の中」に入れておきます。
この差は、様々な局面でそれぞれの判断を微妙に変えながら、最終的には大きな差になるものです。

具体的に言うと、
「試験の日程」「試験日の時間割」「試験範囲(○ページから○ページ)」「試験範囲の変更情報」「前回の自分の試験の点数」など、、、
実に様々な情報があります。

試験範囲表が配られたあとで、5教科の試験範囲を正確に把握している子は成績が伸びます。
逆に成績で伸び悩む子は、そもそも試験範囲が頭に入っていません。
結果として、「え?ここ出ないの?うそ!ちょー損したじゃん!」という自習を直前期に繰り返します。

「早く正確に情報を把握する」
というのは、ビジネスの多くの現場で重視される考え方ですが、実は中高生の試験も同じなのかもしれません。

お子さんは次回の試験日程を把握していますか?

最後まで読んで頂いてありがとうございます。

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