遅刻撲滅大作戦
2022年4月28日 Vol.929
つばめ学院は埼玉県和光市にある「生徒を元気にする塾」です。
塾長の関口です。
今日も教室での出来事をお伝えしようと思います。
軽い気持ちで読んでみてください。
学校の成績も、受験の合否も同じだと思うのですが、「勉強だけ」で上げるというのは実は難しいです。
非常に大切な事が「基本動作の徹底」です。
時間通りに来る。
勉強道具を過不足なくそろえる。
あいさつ、返事、お礼をはっきり伝える。
一見すると「勉強に関係ない」と言われそうなことが、実は非常に大切なんです。
遅刻に対する新アプローチ
今年度、つばめ学院では「遅刻」を特に厳しく見ようと思っています。
毎回、塾に遅刻するようでは、なかなか成績も上がりません。
遅刻した生徒をみんなの前で烈火のごとく叱ったとして、それでも成果は期待できるかもしれませんが、教室の雰囲気が悪くなるのは嫌ですよね。
そこで、遅刻をした生徒にその場で質問をすることにしました。
遅刻をする生徒の多くは、「そもそも時間通りに来る」という意識が低いからです。
「今日は家を何時に出たの?」
「今日、、、ですか。えっと、、、7時かな」
「なるほどね。今日は7時に出たけど、7時10分の授業開始には間に合わんかったと。じゃあ、次回は6時50分に家を出よう。これが目標。俺、覚えておくからね。次回は6時50分な。」
「わかりました、、、そうします。」
そして当日
次の授業の日がやってきました。
その子は6時50分に家を出ることができるのか。
私の気がかりはその1点に集中します。手元の時計は6時30分。
そして思います。。。。。。不安しかない。。。
そこで新たな作戦を思いつきました!
電話を手に取り、ぱぱっとダイヤル。
「はい。○○です。」
「お世話になります!つばめ学院の関口です!!今日の○○くんなんですけど、6時50分に家を出ると私と約束してくれています。準備の方は順調でしょうか?」
「え?はい?あ、、、50分ですね。はい、出させます。」
「ご協力ありがとうございます!では、教室でお待ちしています!!」
見事にその子は授業開始の5分前に教室に来てくれました。
「やったね!6時50分に家を出れば、確実に7時10分の授業に間に合うことがわかった。これを継続させようじゃないか。」
甘やかせたわけではない
こんな対応はもちろん全ての生徒全員にできるわけではないし、するべきでもないです。
「こんなに甘やかせて良いのか」というお叱りもあるかもしれません。
しかし、私はそう思いません。
だって、何も考えてないんだから。
7時10分の授業に間に合うためにどうすれば良いかを考えるという事がわかっていないのかもしれません。
「気をつける」とか「急ぐ」とか、そういう方法でなんとかできると思っているのであれば、正すべきはその「考え」です。
そして「家を出る時間」に意識をしっかり向けさせるのは、ただやみくもに怒鳴るよりははるかに教育的だろうと思います。
最後まで読んで頂いてありがとうございます。