人事を尽くし、心のままに生きる ― 夏の日帰り合宿より

2025年8月10日  Vol.1009

つばめ学院は埼玉県和光市にある「生徒を元気にする塾」です。

塾長の関口です。

 

つばめ学院では、8月9日〜8月10日にかけて中3受験生の日帰り合宿を実施しました。

2日で合計24時間の勉強をするという、非常に密度の高い学習カリキュラムです。

ここでは、その日帰り合宿初日の朝に私が生徒に話した内容をご紹介します。

目標に向かって努力するということ

この夏休みは、中3受験生が「受験生としての意識をつくる」時期だと言っても過言ではありません。まずは「目標に向けて努力する」うえで、大切な考え方について伝えました。

本質的には「その目標に到達するかどうかは問題ではない」と、私は考えています。

目標に手が届くかどうかではなく、目標に届くために必要なことをどれだけやりきれるか。それが大切なことではないでしょうか。

「自分にできそうなことかどうか」を最初に考えるのではなく、まず「自分がやるべきこと」を全力でやる事こそが最も重要なはずです。そして、その習慣を身に付ける最適の機会が受験勉強なのかもしれません。

人事を尽くして天命を待つ

目標にたどり着けるかどうか、それには「天命を待つ」ことが必要な場面もあります。

10年以上も塾で働いていれば、「努力すれば必ず目標を達成できる」なんて言葉を軽々しく言うことはできなくなります。しかし、だからこそ、努力することが大切なことは断言できます。

最後に「天命を待つ」と分かったうえで、どれだけ「人事を尽くす」ことができるか。それが非常に大切なことであり、重要です。そして最も難しいことかもしれません。

この合宿期間で、「それをやって何の意味があるか」ではなく、「まず全力でやってみる」という姿勢を生徒に身に付けて欲しいと話しました。

心のままに生きる

最後に、『心のままに生きる』という私なりの考えをご紹介しました。

「心のままに生きる」と言う場合、私はそれを「好き勝手に生きる」という解釈をしていません。

受験生にとって「勉強すべき」という考えは、実は周りの大人が一方的に押し付けた義務ではないはずです。

自分でも「やった方が良いだろう」と思っている。だからつらくなるのです。

もし自分が「勉強なんてやる気もないし、やる意味も感じない」と本気で感じているならば、勉強しないことで嫌な気分になることはありません。

自分では「勉強しないと」と思いながら、ついついスマホを見続けてしまった。そういう時に嫌な気分になるのです。

スマホで好きな動画を見ているときに、「勉強しないとなぁ」という思いが頭をよぎる。だからこそ、気分が盛り下がるわけです。

何をすべきか、実は自分の心が分かっていることが多いのではないでしょうか。

だからこそ「心のままに生きる」です。

自分の心に浮かんだ「こうすべき」に素直に従って行動できれば、その人の気持ちは常に清々しいものになるのではないでしょうか。

受験勉強の大変さの先に、生徒たちが清々しさを感じられることを切に願います。

最後まで読んでいただいてありがとうございます。

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