点数の話をやめたら、子どもの勉強が動き出した話
2026年1月12日 Vol.1012
つばめ学院は埼玉県和光市にある「生徒を元気にする塾」です。
塾長の関口です。
つばめ学院の冬期講習は、本日が最終日となりました。
今年は大変ありがたいことに多くの受講希望をいただき、当初の予定を延長して、1月12日まで冬期講習を実施いたしました。
和光市内の小中学校では冬休みが明け、すでに3学期が始まっています。そして3学期が始まると、あっという間に学年末試験を迎えることになります。
本日のブログでは、これから学年末に向かうこの時期に、ご家庭でのお子さまへの声がけのヒントとして、ぜひ知っておいていただきたいお話をしたいと思います。

点数のことばかり言うと、点数は上がらない
私は学習塾の経営者として、日々たくさんのお子さまをお預かりしています。
言い換えれば、「点数を上げること」を仕事にしている立場です。
その私が、これまでの経験からはっきりと言えることのひとつがあります。
それは、**「点数、点数と言い続けても、点数は上がらない」**ということです。
たとえば、
「学年末こそは300点を超えようね」
「今回はせめて、全教科とも平均点は超えてほしいな」
そう言いたくなるお気持ちは、よく分かります。
ただ、もしその声がけが結果につながっていないとしたら、とてももったいないことです。
なぜ、点数の話をすると点数が上がらないのか。
それは、点数は「上げよう」と思っただけでは上がらないものだからです。
「点数が上がったらいいな」と思う気持ちは、誰でも持っています。
それでも結果に差が出るのは、その“先”にある行動が違うからです。
「やるべきこと」に意識を向ける
そこで、私が教室でよく使っている方法をご紹介します。
それは、「◯◯ができたら、何も言わない」作戦です。
生徒ごとに、
* 数学は「計算問題をきちんと解けたら何も言わない」
* 国語は「漢字を全問正解できたら何も言わない」
* ワークは「2周できたら何も言わない」
といったように、「これだけは」というポイントを明確にして、そこに集中してもらいます。
たとえば漢字について、
「せめて国語の漢字くらいは全問正解してほしい」と思われる保護者の方は多いと思います。
その場合、
「国語は、漢字を全問正解できたら、あとは何も言わないよ」
と伝えてみてください。
同じ内容でも、前者と後者では、お子さまの受け取り方・取り組みやすさがまったく違います。
点数に表れないものを、見つける
ここでひとつ、大切なことがあります。
それは、「◯◯ができたら何も言わない」という声がけは、言う側に覚悟が必要だということです。
もし約束した「◯◯」ができていて、それでも順位が下がったらどうでしょう。
残念ですが、それは声をかけた大人の責任です。
だからこそ、この声がけには力があります。
責任を引き受ける覚悟とセットだからこそ、子どもは安心して「やるべきこと」に集中できるのです。
テストの点数は、とても分かりやすい結果です。
だからこそ、点数だけに目が向いてしまいやすいのも事実です。
しかし、点数を上げるためには「正しい努力」が欠かせません。
そして、その正しい努力をしていても、結果がすぐに表れないこともあります。
そんなときこそ、そばにいる大人の出番です。
「ちゃんとやるべきことはやっていたね。それでいいよ」
そう言ってもらえる経験が、次の成長につながります。
点数に表れない良い点を、どれだけ見つけてあげられるか。
それが、お子さまのそばにいる大人に問われていることなのだと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。